Claude Code MCP接続方法|外部ツールと連携する設定ガイド
MCPとは何か
MCP(Model Context Protocol)は、AIモデルが外部のツールやデータソースと安全に通信するためのオープンプロトコルです。Anthropicが提唱したこの仕組みにより、Claude Codeは単なるコード生成ツールから、開発ワークフロー全体を統合するハブへと進化しました。
従来のAIコーディングツールでは、コードの生成や修正はできても、GitHubのIssue確認やSlackへの通知、データベースの参照といった周辺作業は手動で行う必要がありました。MCPを使えば、これらの操作をClaude Codeから直接実行できます。Claude Codeの基本的な使い方についてはClaude Code 使い方 完全ガイドをご覧ください。
対応ツール一覧
2026年3月時点で、MCPに対応している主なツールは以下の通りです。
- GitHub - Issue・PR の作成、レビュー、マージ
- Slack - メッセージの送受信、チャンネル管理
- PostgreSQL / MySQL - データベースへのクエリ実行、スキーマ参照
- Notion - ページの読み書き、データベース操作
- Linear - タスクの作成・更新・検索
- Sentry - エラーログの確認、Issue管理
- ファイルシステム - ローカルファイルの読み書き(サンドボックス付き)
これ以外にも、コミュニティが開発したMCPサーバーが多数公開されています。
設定方法:.mcp.json の書き方
MCPサーバーの設定は、プロジェクトルートに .mcp.json ファイルを作成して行います。以下は基本的な構成です。
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxx"
}
},
"postgres": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-postgres"],
"env": {
"DATABASE_URL": "postgresql://user:pass@localhost:5432/mydb"
}
}
}
}
ポイントは3つあります。
- command にはMCPサーバーの起動コマンドを指定します。
npxを使えばインストール不要で実行できます。 - env には認証情報などの環境変数を設定します。トークンは
.envファイルから読み込む運用が安全です。 - サーバー名(
githubやpostgres)は自由に命名できますが、わかりやすい名前をつけましょう。
実践例1:GitHubとの連携
GitHub MCPサーバーを設定すると、Claude Codeから以下のような操作が可能になります。
> このリポジトリのオープンなIssueを一覧表示して
> Issue #42 の内容を確認して、修正用のブランチを作成して
> 変更内容をコミットしてPRを作成して。Issue #42 を参照するようにして
コードの修正からPR作成までを一連の会話で完結できるため、コンテキストスイッチが大幅に削減されます。
実践例2:データベース参照
開発中にデータベースの構造を確認したい場面は頻繁にあります。PostgreSQL MCPサーバーを使えば、以下のように自然言語で問い合わせできます。
> usersテーブルのスキーマを見せて
> 直近1週間で登録したユーザー数を教えて
> ordersテーブルとusersテーブルのリレーションを確認して、関連するAPIエンドポイントを修正して
スキーマを確認しながらコードを書けるため、カラム名の間違いやリレーションの誤りを未然に防げます。
実践例3:Slackとの連携
Slack MCPサーバーを設定すると、開発の進捗共有を自動化できます。
> #dev-updates チャンネルに、今日の変更内容のサマリーを投稿して
チーム開発において、こまめな情報共有が自然にできるようになります。
セキュリティ上の注意点
MCPは強力な機能ですが、セキュリティには十分注意してください。
.mcp.jsonにトークンを直接記載する場合は、必ず.gitignoreに追加する- データベース接続には読み取り専用ユーザーを使用する
- 本番環境のデータベースには接続しない
- MCPサーバーは信頼できるソースからのみ導入する
まとめ
MCPを活用すれば、Claude Codeを開発ワークフローの中心に据えることができます。まずはGitHub連携から始めて、徐々に他のツールも追加していくのがおすすめです。設定は .mcp.json に数行書くだけなので、ぜひ試してみてください。MCP設定と合わせてCLAUDE.mdの設定やSkillsも整備すると、開発効率がさらに向上します。